天然たい焼き
鳴門鯛焼き本舗さん
ここのたい焼きが本気でおいしい。
たい焼きといえば、アナの空いた鉄板で大量生産される、マジで戦後からバブル時代を象徴するようなどーでもいいモンだった。もちろん谷根千あたりを筆頭に有名店はあれど、そこらの店には期待できないものだった。
大判焼きは味のバリエーションで善戦しているがたい焼きはただの型で焼いたアレだった。
そんな中、鳴門鯛焼き本舗は颯爽と現れ、たこ焼き界の銀だこのように一気にスターダムを上り詰めた。
と適当ふかしましたが、本当に美味しい。
「たい焼きを頭から食べる?尻尾から食べる?」
という質問はこれに出会うまで全く意味を成さなかった。なぜなら頭も尻尾もただの模様であって均質だったから。
鳴門鯛焼き本舗のたい焼きは、尻尾は薄くてクリスピー度が高く、本体はずっしりあんこに薄皮の旨さの黄金比。
だからこそ好みが分かれうる。
こういう伝統の味の発掘や再発明みたいのはイイね。