五本指シューズを使い始めてわかったこと 2
前回記事:五本指シューズを使い始めてわかったこと - ぼやきと興味のログ
週の外出の半分を五本指シューズで過ごしている。
性能的なこと
- 指先が蒸れることがある
- 雪道には強そう
身体の変化 起こった順に
- 始めは足先が疲労
- 左膝に軽い痛み、1日で回復
- 右股関節が柔らかくなる
- 腰の左右に筋肉痛
- 腰が引き締まる
- 背筋に違和感、全身の気だるさ
- 左肩にひどい肩こりが発生
- その後、3日ほどで回復
- 左脚でバランスをとる感覚が上達
それは、全身を下から順に調律していくかのようだった。
私は昔から右の股関節が硬い。本格的にヨガをやり、どれだけストレッチを試みても改善しなかった。
それがここ2週間の歩行によって大きく変わってきた。
思えば、インド人は基本的に素足で生活している。街中も家でも素足。これは目から鱗だった。
歩く時に右脚を出して着地する感覚と、左脚のそれとの違いに気付くようになった。特に階段を降りるとき、右足が丁寧に降りるのに対して左足はペタンと高い音になる。
観察しながら数日を過ごすと、脚を突き出す動作のとき、左脚の股関節の前が伸びていないことがわかった。足りないのはこれだったか。
五本指シューズで歩くことは、女性のハイヒールで歩くことに似ているかも知れない。
かかとで設置することを繰り返すと痛いので、爪先のクッションを効かせながら足裏全体を設置するような歩き方になる。
そのままだと遅いので、後ろ足をピッと伸ばすようにして大きく踏み出す。
慣れてから普通の靴を履いたとき、かかと設置の楽さと効率の良さに驚く。
五本指シューズで身につけた歩行方法を取り込むと、これまでよりもずっと素早く楽に歩けている気持ちがした。
五本指シューズで、普段の通勤が効果的なトレーニングに変わったと思う。